円満退社するためにこれだけはやっておきたい事

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退職するときは、看護師だけではなくどんな仕事でも円満に退職したいものです。

仕事によっては希望通りにスムーズに退職することができますが、看護師は専門職でありどこも人材が不足している状況であるため引き止められることが多く、通常の職種よりも気を使って退職に向けた準備をしたほうが良いと思います。

辞めるからもうかかわらないので・・・と考えず、社会人として立つ鳥跡を濁さないスマートな退職を目指しましょう。

看護師が円満退社するためのポイントを以下にまとめました。

■円満退職のポイント「退職理由」

退職の理由は人それぞれだと思いますが、退職理由は伝え方が難しく、正直に言いたくない場合もあるでしょう。
退職すると決めたら、まず上司に相談することが多いと思います。
国立や公立など、退職した分だけ新年度に新卒採用するような病院では、10月ぐらいに意向調査と言って退職の予定を確認されるケースもあります。
意向調査が有無にかかわらず、急に退職をしなければならない状況に陥ることもあったり、上司である看護師長に相談せず意向調査票に退職希望を記載したりすると、看護師長にとっては寝耳に水の出来事となり、感情的なところからスムーズな退職ができなくなる可能性が高くなってしまいます。
個人的な理由で話したくない場合もあると思いますが、最低限、直属の上司である看護師長には伝えておいたほうが良いでしょう。

ただし、退職願に記載する退職理由は、「一身上の都合」で問題ありません。
病院によっては、選択式で結婚、出産、転職等聞いてくるところもあるかもしれませんが、記載したくない場合は、上記で問題ないでしょう。

辞める時には、必ず引き止められると思ってください。
その際、円満に退職できる理由は以下になります。

【結婚・妊娠出産】

結婚や出産を機に退職したいと思う人は多いでしょう。
しかし総合病院など慢性的な人材不足に陥っている病院では結婚後も仕事を続けてほしい、出産後も育児休暇を取得した後に復帰して欲しいと懇願されます。
結婚、出産に関しては、「家族の希望が強く働くのが難しい」と断ればほぼ問題なく受け入れられると思います。特に出産は、妊娠中も看護師の仕事(特に夜勤のある看護師)を続けることは、多少リスクも伴いますので、心配な人は退職したいと考える人も多いと思います。
ただ、病院側も急に言われると困ってしまいますので、結婚や出産により退職を希望する人は、前もって看護師長に意向を伝えておくことが必要です。

【家族の介護や家業の手伝い等】

家庭の事情は本人にしかできないことになりますので、一番引き止めに合わない理由かと思います。

【遠方へ引越す場合】

遠方への引越しで長時間の通勤が必要になる場合です。
遠方になることで通勤にかかる費用もかかりますし、多くの病院では定期代の上限が決まっています。また、総合病院では、大事故や地震などの有事の際に緊急対応で招集される規定があります。
なによりも、長時間通勤の後に看護師業務は大変つらいものになりますので、受け入れられないことはあまりないと思います。

■看護師が退職の意向を伝えるタイミングについて

退職する意志が固まったらすぐに看護師長には伝えておいたほうが良いでしょう。

多くの看護師の職場は交替制のシフト制です。言いたくないからと先延ばしにしてぎりぎりに伝えることで、後任者の採用や新卒入社の採用に影響を与え、結局は同僚に迷惑が掛かかります。そうなると円満退職どころか恨まれながら退職することになってしまいます。

次に退職理由別の切り出し方のポイントを紹介します。

【結婚・妊娠出産が退職理由の場合】

結婚することが決まった時点で報告し、退職する意向であることを伝えましょう。
引き止められた場合は、家族を相談した上で退職することを決めたと話し、それでも難しい場合はいったん保留にして、後日、家族と再度話し合いましたが結論は退職に至ったことを伝えましょう。

妊娠の場合も同様に、退職の意向を早めに伝えましょう。
その際、最終の出勤希望日など具体的な希望も伝えると良いです。

結婚や出産はおめでたい出来事ですが、同じ職場で数人が同じような事態になると業務が回らなくなる可能性もあります。普段から看護師長、職場の同僚と良い関係を保って、相談しやすい雰囲気を作っておくことが必要です。

【信頼できる看護師長の場合】

信頼できる看護師長の場合は、退職願の前にまず退職の相談をすると思います。
いきなり退職願を提出するとそれまでの人間関係が間違いなく崩れますので、まず相談をしてから退職届を提出しましょう。
看護師長の理解が得られていれば、円満に退職することができます。

【看護師長が信頼できない、関係が悪い場合】
退職願を出す前に退職の報告をすることは同じですが、絶対に引き留められない理由を考えておきましょう。
結婚、出産、介護などの家庭の事情の他、引き止めに合わない理由があります。
それは転職です。すでに転職先が決まっており、退職は避けれないことを伝えます。
伝えるタイミングは、就業規則に定められている時期よりも早めにし、看護師長に伝えた後は、退職届が受理されているかどうかも確認しておきましょう。

【夫の転勤の場合】

夫が転勤の多い仕事の場合、転勤までの期間が短いことが多いと思います。
夫の転勤の都合で退職する可能性がある人は、前もって看護師長に伝えておくと、いざ転勤で退職する際スムーズでしょう。

【就業規則の確認】

退職の手続きは、各病院、施設の就業規則に則って進めましょう。
多くの病院、施設では、退職日から退職の申し出までの期間が決まっています。
申し出までの期限よりも前に伝えておくことで、新規採用等のスケジュールを採用側も立てられますので、早めに伝えて手続きすることがスマートです。

悪質な看護師長で、退職の意志を伝えたにもかかわらず手続きをしてくれないケースもあったりします。そうした場合は、看護師長に退職の報告をした後、退職の書類を担当している部署に、念のため退職の手続きが進められているか確認しておくと良いでしょう。

■退職の意志を伝える順番

退職が決まったらまず同僚に伝えたくなってしまうと思いますが、まず最初に直属の上長である看護師長に報告、相談します。
タイミングは退職の予定や意思が固まったらすぐに報告します。
報告する際に、退職することは、同僚に話して良いかも確認しておくとよいでしょう。

一番注意しなければならないのは、同僚に退職することを先に話をしたことで、同僚から看護師長に退職することが伝わってしまうケースです。
そういった場合、看護師長の心証が悪くなり、円満退職が難しくなってしまいます。

普段の何気ない会話の中で、退職が判ってしまうケースもあります。
信頼のおける同僚なら良いですが、どこで情報が漏れてしまうかわかりません。
妙な噂を立てられたりしないように、退職の意志が決まったら看護師長に報告し、退職のことを隠さなくて済むように早めに行動しましょう。

同僚への伝え方や引き継ぎ方法などは、各病院、施設で方法も慣習も違いと思いますので、就業規則や看護師長、事務等に確認をしておきましょう。

先輩看護師は、何人もの退職者を見てきていますので、信頼できる先輩にマニュアルには載っていいない慣習等を聞いておくのも良いでしょう。

■引き継ぎ時の注意点

看護師の仕事は様々で引き継ぎが必要ないケースもありますが、多くの場合引き継ぎが必要になります。
引き継ぎは、口頭ではなく引き継ぎ書が必要であったり、委員会活動をしていた場合は、委員会の内容、資料などについても整理、引き継ぎが必要になってきます。

【退職が公表されてから引き継ぎは開始しましょう】

看護師の仕事は、大変なことが多いので退職が決まると浮足立ってしまいます。
円満に退職するために、退職が公表されたら順次引き継ぎを開始しましょう。
公表前に先足だって引き継ぎを開始してしまわないようにしましょう。

【引き継ぎはシフトを考慮して予定を立てましょう。】

看護師は不規則な勤務をしていますので、退職の公表が遅れると引き継ぎをする時間が作れないことが予想されます。
看護師長と相談して、余裕をもって引き継ぎができるように早めに公表してスムーズに引き継ぎができるようにしましょう。

【必要な資料、引き継ぎ書などの作成】

引き継ぎは後に残される人の気持ちを考えて、積み残しの仕事は最小限に可能な限り自身でできる事項は解決していきましょう。
また、引き継いだ人が後で困らないように、見返せる資料などがあると良いでしょう。

【多忙で時間が取れない場合】

退職が決まっても、シフトは変わりません。
通常の看護業務に追加で引き継ぎ業務が発生することになります。
退職まで1か月を切っている場合は、中途半端な引き継ぎで退職の日を迎えてしまうこともあります。
そうならないためにも、後任者を早めに決めてもらい余裕をもって引き継ぎができるよう看護師長にお願いしましょう。

【辞めるまでにトラブルが発生してしまった場合】

退職が決まったことで職場で陰口や嫌がらせなどを受け居心地が悪くなってしまうケースもあるかもしれません。
辛いことだと思いますが、退職が決まっていますので、それまでの間と思い、割り切って笑顔で乗り越えましょう。

退職が決まったら、それまで以上に丁寧に仕事をすることを心がけてください。
自分の仕事の積み残しは最小限にして、残された同僚が気持ちよく働けるよう努力しましょう。

そのような働きぶりを見れば、陰口や嫌がらせをしているスタッフが逆に反感を買うことになりますので、円満退職にプラスになるかと思います。

■退職時のマナー

看護師特有ではありませんが、退職時には挨拶回りやお礼の品をお渡しします。

【どこまで挨拶するか】

勤務先や勤続年数によって異なりますので一例を紹介します。

・大学病院・総合病院など大規模病院

勤務していた病棟と事務部門のみで問題ありません。
勤続年数が長く、様々な部署で勤務されていた場合や以前の看護師長などには挨拶したほうが良いでしょう。
看護部長への挨拶は病院によって異なり、退職者は看護部長と退職前に最終面談をする病院もありますので、その際に退職の挨拶をする場合もあります。看護部長は、一般的には、会議や出張など多忙ですが、いつでも気軽に看護部長室に訪問しても良い方針で気軽に会える看護部長の場合もあります。
病院の慣習によって変わってきますので、看護師長や先輩看護師に聞いておきましょう。

・小規模な病院、クリニックなど

看護師以外の職種のスタッフと連携して仕事をしていたと思いますので、各部署に挨拶しておいたほうが良いでしょう。
ほぼ全員のスタッフと顔見知りの場合が多いと思いますので、関連部署すべてに挨拶するケースがほとんどだと思います。

大規模病院、小規模病院に共通する事項として、管理職の中には、「自分に挨拶がなかった」などと言い出す人がいることです。
シフト制で働いていますので、退職当日は勤務されていないケースもあると思いますので、絶対に挨拶をしておいたほうがいい管理職の場合は、勤務日の確認をしておくとよいでしょう。
確認が難しく、退職日に挨拶できなかった場合は、お礼の手紙と菓子折りなどをお渡ししておけば良いと思います。

・患者さんには

担当患者さんには、後任の紹介をする際に退職を伝えます。
患者さんの病状などによっても変わってきますので、看護師長に相談して決めましょう。

【挨拶に菓子折りはいるか】

各病院の慣例にもよりますが、大規模病院は菓子折りは最終勤務をしていた病棟のみで問題はないと思います。小規模なクリニックの場合は、クリニックに菓子折りを渡せば皆に行き渡ります。
お世話になった看護師長など個別にお渡ししたい場合は、後日自宅に郵送するほうがスマートです。

■奨学金や病院の寮を利用していた場合

奨学金の内容によって返還不要なものと、勤務期間などによって一部返済もしくは条件を満たしていないと全額返済になってしまうケースがあります。
奨学金を利用する際に条件を把握していないケースは注意が必要です。
返済義務が残っていないか、必ず契約書を確認しておきましょう。残余を返済する必要があるときは、分割が可能な場合もありますから事前に確認しておきましょう。

病院の寮に入っていた場合は、退寮に関する規定を確認する必要があります。
退職と同時に退寮するのがベストですが、なかなか難しいこともあります。
もし、退職と同時に退寮する規定の場合は、先に引っ越しを済ませておかなければなりませんので、早めに確認しておきましょう。
規定通りの退寮が難し場合は、総務の担当者に相談すると良いでしょう。

多くの場合、入寮の際に契約書、誓約書に署名していると思います。
時間が経ちすぎて見つからない場合は、総務の担当者に確認します。

規定によっては、退寮時にクリーニング代を支払う契約になっていたりする場合もあります。
クリーニングが入らないときでも、次に入寮する人のために掃除はしておきましょう。

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